《E住スタイル vol.3》 古民家セルフリフォーム中 チャンディカさん・泉さんご夫婦

母屋の前に立つご夫婦。後ろに見えるスリランカの国旗と古民家がふしぎと馴染みます
大網白里市北今泉にある築150年の古民家。昨年、房総R不動産で紹介して大変反響のあった物件を取得し、現在、自分たちで改修しているチャンディカさん・泉さんご夫婦にお話しを伺った。

スリランカの風景 ※チャンディカさん提供
お二人は市川市でサーフショップとキッチンカーでカレー屋を営んでいる。チャンディカさんはスリランカ出身で元サーフィンチャンピオン、同国サーフィン協会の創設者でもある。(本人は話さなかったが、後にインターネット上で知り驚き!)現地では日本人向けのサーフガイドをしていたそうで、内覧で初めてお会いした時、なめらかな日本語で古民家愛を語り、うれしそうに物件を見るチャンディカさんが印象的だった。

市川市のサーフショップ<SURF CONNECTION>とその隣にあるキッチンカー<アンマカレー> ※チャンディカさん提供
房総での物件探しは、サーフボードなど保管する場所や海に近い場所にもう一つの拠点を持ちたいという理由から。購入の決め手を伺った。
「当初はいすみエリアで300坪くらいの広さで探している中で、この物件は1200坪超。想像を大きく超えていましたが、とにかく気に入りました。家の隣に畑があって、花や木があって、ここはスリランカの地元の雰囲気とよく似ているんです。大網白里はサーフィンでいうと千葉北エリアの真ん中でお客様にも来てもらいやすく、場所としてもここでよかったと思っています」とチャンディカさん。
ちなみに古民家の条件も外せなかったそうで、家もサーフボードもレトロなものに魅力を感じるとのこと。

コレクションの70s~80sボートの一部。いずれギャラリーを作る予定とのことで楽しみ ※チャンディカさん提供
現在、ご夫婦は週1,2回大網白里まで通う日々。母屋含め大小7つの修繕を要する建物があり、敷地内には木々が生い茂り、とても豪快なお家。休みとなれば、朝早くに来てせっせと木の伐採や家屋の修繕に取り組んでいるとのこと。
取材に伺ったのは引渡しから約半年後、木や藪はかなりすっきりしていて、お二人の努力の形跡が随所に見られた。しかし古民家のセルフリフォームはかなり大変なのでは…

引渡し時はうっそうとしていたエリアもすっきり。残した木々は「1年かけてどんな葉や花を付けるのかじっくり見たくて」…愛を感じます
「私の父は元大工なので、一緒にきてもらいアドバイスを受けながら進めています。これまで父の仕事は納期までに指示通り建てなければなりませんでしたが、ここでは自分の好きなようにできるのが楽しいみたい。彼だけにこの古民家改修の道筋が見えています」と笑顔で話すのは奥様の泉さん。電気工事など自分たちではできない所は知り合いや地元の業者さんの力を借りているとのこと。
歴史ある古民家は改修するほど謎がでてくるそう。床下に竹がびっしり敷かれていたり、天井を剥がすと屋根の途中まで壁が続いていたり……予定通りにいかないことばかり。やることはこぼれる程にある。弱音が出てきてもよさそうなのに、難題を愛おしそうに笑い飛ばして進めるご夫婦の大らかさとタフさには驚くばかり。きっとお二人なら、数年後にはこの古民家を見事再生させるのだろうと確信した。

キッチン改修の様子
「来年春には拠点を移して家族でここに暮らせたらと思って」と泉さん。え?!以前は市川との二拠点でと聞いていたので、またびっくり。なんという柔軟な思考。こちらではキッチンカーのカレー屋に力を入れて、サーフィンのお店は板作りのワークショップを時々開催するつもりとのこと。さらに民泊も検討中とか。チャンディカさんは「自分の畑で採れた無農薬の野菜を使ったカレーを食べてもらいたい」とキラキラした笑顔で話した。

オーガニックファームの予定地。元は池と植栽があった場所を整地した
「サーフショップもカレー屋も、始めるときは周りから心配されました。でも一度決めたら人の話を聞かないんです」とチャンディカさんのことを話す、肝の据わった泉さん。むむ!実はこれが移住には大事かもしれない。自分を信じてチャンスの波に乗ること。
改修の様子はInstagramに公開中。ご興味のある方はぜひチェックを。
《Instagram》
古民家改修: https://www.instagram.com/kominkalife.chiba
アンマカレー : https://www.instagram.com/ammacurry_srilanka
SURF CONNECTION: https://www.instagram.com/surfconnection73
関連コラム
おすすめコラム
