column 2011.1.7
 
房総PEOPLE

TOPA TACOS / ZUMA

大我さやか(Open A)
 

「房総PEOPLE」では房総を拠点に活動している方たちをご紹介。

波乗り道路を走っていると、一宮乗馬センターの横に若者がワイワイ集まるタコス屋がある。乗馬センターの風景と相まって、その特徴的なメキシコっぽい風景は、既存の一軒家を増改修して作ってきたものだ。

手前がTOPA TACOS伊藤さん、奥がZUMA高木さん

タコス屋と小さな個人商店のショッピングモール

一見小さなお店だが、実はすごい数のショップが入っている。路面店のタコス屋、エスニック系を扱う古着屋、オーダメイドの皮アクセサリー屋、アンティークのアクセサリー屋、設計と大工を両方やっている職人のオフィス、というか相談カウンターみたいなものまである。こんな小さなスペースに、色んなカルチャーのショップが混在している。ここはまさに個人商店のミニマムショッピングモールなのだ。

TOPA TACOSは、ちょっと離れたTOPANGと同じ経営者の路面店で、メキシカンタコスを売っている。10種類を超すタコスのバリエーションに、どれを食べようか悩んでしまう。ボリュームがあるのに、紙に包まれたロール状なので、歩きながらでも食べやすい。ここでタコスを買って海辺で食べるのが房総スタイルになりつつある。

一番奥にある古着屋ZUMAは、この春オープンしたばかり。一緒に入っている大工さんに増築してもらったばかりの店舗には、いい味わいの古着やリゾートドレスが驚きの価格で所狭しと並んでいる。あまりの安さにお客さんに「こんな値段でいいの!?」とツッコまれたことも。

ショップ店員をしていたときからエスニック系のリゾート服が好きだった店長の高木さんは、その風景が似合うこの地でお店を始めようと思ったという。一宮にはサーフショップはたくさんあるが、カジュアルなリゾート系の服屋はほとんどない。気構えず着られるラフなファッションが房総モードにぴったりくる。子供服も扱っているので、ファミリーで来ても楽しい。

今後もブースが空けば、ショップをやりたい人をどんどん求めているそうで、この小さなショッピングモールは日々進化していくこと間違いない。

左:ボリューム満点のTOPA TACOSのメキシカンタコス。右上:このスケールで様々なカルチャーのショップが入っている。右下:エスニックファッションのショップを運営する高木さん。

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