column 2009.11.24
 
房総エリアレポート

房総エリアレポート vol.2 夷隅(いすみ)編

房総R不動産
 

一宮(いちのみや)エリアからスタートした房総エリアレポート。第2回は、夷隅(いすみ)エリアを紹介します。

ワイルドな自然が残る夷隅(いすみ)エリア

総体的に見て、このエリアは1つ1つが大ざっぱででかい。コンビニもスーパーもホームセンターも満車になる事が想像できないほど駐車場が無駄に広いし、何に使用されるか分からないほどコアな物が売っていたりする。子ども達が駆け回ったり若いお母さん達の交流の場となっている公園なんかは規格外の広さだ。

とにかく広い、古沢公園

このエリアには、必須のサーファーや農家、漁師の人はもちろん、脱サラをして自給自足やオーガニック農家に転身する人や、何故かアーティストやデザイナー、ミュージシャンや有名料理人等の濃くておもしろい人達が多く移り住んでいる。クリエイティブな人たちが住む街として最近注目を集めている。代々この地に住む人々も、この地に移ってくる人々も、自然環境と向き合っている分、大らかだし底抜けに気さくだ。そんなリラックスできる夷隅エリアを紹介させていただこう。

アクセス:電車だと上総一ノ宮駅でワンクッション、都心へのぎりぎり通勤圏か

電車でのアクセス
上総一ノ宮駅での接続を把握すれば、上りも下りもノンストレスで利用できる。
上総一ノ宮駅からの所要時間は、
太東駅 8分 (最寄りビーチまで約2km)
長者町駅 11分 (最寄りビーチまで約2km)
三門駅 14分 (最寄りビーチまで約1.5km)
大原駅 18分(特急わかしお利用の場合は11分) (最寄りビーチまで約1.2km)となっている。

太東駅

三門駅

車でのアクセス
九十九里ビーチラインを南下してきて一宮エリアから更に15分〜20分程度走るといすみ市に入る。今回紹介する夷隅エリアだ。

ショップ:飲食店は本格志向で隠れ家的

田園地帯の片隅や雑木林の中で密かに賑わうカフェやハーブ園が点在している。どこのオーナーもその道を突き詰めてしっかりした信念を持たれて営業しているものの、すごくフレンドリーで親しみやすい。しかもこうした隠れたお店は都心部からこの地に移住して営業されている事が多く、夷隅の自然の中に溶け込んでいてとても居心地が良い。

農家カフェ「ブラウンズフィールド」

夷隅川の河口近くには向かい合うように2つのマリーナが存在する。1つはジェットを主流とした店舗。もう1つはヨットやクルーザーやジェットよりは大きな船舶を預かってくれるマリーナだ。週末は多くのウェイクボーダーやジェットを楽しむ人々が河口周辺に集まっている。

しかし、ここから上流に向かうにしたがって、夷隅川は本来のワイルドな顔を見せてくれる。そこでは人工的なレクリエーションよりもカヌーやイカダ、フィッシングというスポーツよりも罠や仕掛けを施し、身体全体で自然と触れ合っている光景を目にすることが多い。

ヨット・クルーザーの房総マリーナ

ジェットの岬マリーン

海:このエリアのビーチは楽しみ方いろいろ

三軒家海岸はサーフポイントとしても自然観察ポイントとしても人気がある。波消ブロックの間は地形も決まりやすく、毎月のように大会が開催される有名なポイントだ。 このビーチは夏にウミガメが産卵に来るので保護ビーチの指定を受けている。

海岸に沿って長く続く遊歩道をランニングしたりサイクリングしたりと、サーフィン以外で身体を動かして楽しむ人も多い。

海岸沿いのウォーキングコース(サイクリング可)

三軒家海岸

スーパーマーケット(生活用品仕入れ):商店街とスーパー、ホームセンターの並行利用が有効

このエリアでの買い物は基本的には「長者商店街」と「椎木商店街」で食材も生活用品も簡単な物ならば揃う。しかし、地産物が豊富にあって1つの店舗で食材の買い出しを済ませるなら「スーパーLEO」がおすすめ。スーパーLEOはもちろん地元の人も生鮮食品を購入するので鮮度と価格も魅力的。

その他の生活雑貨を一括して請け負っているのが「カインズホーム大原店」。このホームセンターで売られている商品だけで小さな家を建築して、実際に住んでいる人もいるくらい品揃えは豊富。

スーパーLEO(国道128号線沿い)

椎木商店街入口

宿:宿泊できる施設は極端に少ない

夏に海水浴場として賑わうビーチ(太東や大原)周辺には、民宿やペンションがある。ホテルは少ないが「スカイホテル」という小さなホテルはある。気楽に周辺探索するための宿としては良いかも。

物件:大自然を意識できる物件多し

ワイルドな風景を残す夷隅川沿いの土地。

別荘だったらログハウスも良いかも。

夷隅は里山や里海、自然が、あるべき姿で残るどこか懐かしいエリアだ。都心からも気軽にアクセスできる田舎というだけでなく、独特の歴史と文化が融合している。一度足を踏み入れると、とことん浸かってしまう、魅力溢れる地域だ。

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