2009.10.20 |
|
房総エリアレポート vol.1 一宮編
現在、房総R不動産が主に活動するエリアは、南北に伸びる九十九里浜に沿って大きく5つのエリアに分かれている。北から、一松(ひとつまつ)、一宮(いちのみや)、東浪見(とらみ)、太東(たいとう)、夷隅(いすみ)だ。
それぞれのエリアには独特の風景や空気感があって、どの部分が気に入るかは人それぞれ。その特徴を、よりわかっていただくために、各地の紹介をしていくことになった。
第1回は、一宮(いちのみや)エリアから。
特急が停まる上総一ノ宮駅(かずさいちのみやえき)。初心者でもエントリーしやすい一宮海岸のサーフポイント。県道沿いに並ぶレストランやサーフショップ。
一宮は便利で親しみやすいエリアだ。適当ににぎやかで、適当に便利。自然のワイルドさや静けさを味わうには少し物足りないかもしれないが、それでも東京から来れば、このオフ感は格別だ。
駅に降り立ち、海に向かうと、一直線の道路の両サイドには田んぼが広がり、草と土の香りが、なつかしい記憶を呼び起こしてくれそうな気分になる。そんなバランスのいい一宮エリアから、まずは九十九里沿岸の街の紹介を始めたい。
駅から海まで一直線。
両サイドは一面の田んぼ。
電車でのアクセス
一宮エリアの特徴は電車でのアクセスの良さ。特急「わかしお」の停車駅である。京葉線の東京駅からキッカリ1時間。時間距離を考えると、もっとも近い九十九里だ。
房総R不動産のあるお客さんは、会社負担の通勤定期に、2万円の特急定期を自己負担して、往復座って特急通勤。メールのチェックをしている間に東京に着くらしい。この2万円が安いと見るか、高いと見るか判断の分かれるところ。でも、動く仕事場だと思えばハードワーカーにはいいかもしれない。なお、上総一ノ宮〜横須賀(東京経由)をむすぶ快速列車の始発駅でもある。快速ならば東京まで一時間半、始発なので確実に座れる(2駅先の茂原からは座れなくなる)。ただし帰りが混むのが難点だ。
車でのアクセス
車なら波乗り道路(九十九里有料道路)を降りて、九十九里ビーチライン(県道30号線、以下県道と呼ぶ)に乗る。南下していくと一宮川にぶつかり、それを渡ったところからが一宮エリア。東京から混んでいなければ約一時間半。そのまま直進し、ファミリーマートを左折すれば一宮海岸、右折すれば上総一ノ宮駅だ。
県道沿いにレストランやサーフショップが並ぶ。この一帯ではもっとも店が集まっていて賑やかだ。角のファミリーマートはサーファーたちが待ち合わせに使うアイコンでもある。ラインナップは普通のコンビニとずいぶん違っていて、ワックスやリーシュ、ボディーボード、BBQ用の炭まで置いてある、まさに房総コンビニ。
特別にコンセプトの立った飲食店があるわけではないが、定食屋、和食、洋食と選択肢は多い。ちなみに、このエリアで僕がよく行くのは、大盛りの定食屋「キッチンかさや」。
サーフポイントは、まず一宮海岸。駐車場が広く停めやすいために、混んでいるのが難点。砂浜が南北にゆるやかに広がっているので、日によって変わる潮のカレントを読みながら、いい波の立つ場所を探すことが可能。夏は海に向かって左半分が海水浴場、右半分はサーフィン専用と共存している、ほのぼのとしたポイント。
スーパーは「SENDO」と「ベイシア」の二つ。
食料は地元の食材が多い「SENDO」がおすすめ。その他の日用品は広い売り場面積を持つ「ベイシア」。上手に使い分けることができる。
外房は概して宿泊施設が不足している。一宮にもサーファー用の小さな素泊まり宿はいくつかあるが、これといった宿がない。誰か進出してくれないかなと常々思っている。というのは、友だちが大勢で遊びに来たら泊めるところがないのだ。シーサイドオオツカというホテル形式の宿がある。企業の研修などで使われていることも多い、過不足のない宿だ。ただ房総っぽさはない。テニスコートやプール、ジムなどが付帯しているので合宿などにはいいかも。
房総の馬場家が一宮にあるから、僕ら房総R不動産の最初の実験はこの地に多い。下の写真は「波乗り長屋」。
房総の馬場家と、その隣の一宮テラス。
駅の近く、一宮川沿いの「BOSO BASE01」。これは電車からも見えます。上総一ノ宮駅に到着する直前、左側に黒い木造の建物が見えてきます。
このエリアには今後も、都心と郊外の二拠点居住を始める、新しい住人たちが多数、引っ越してくるはずだ。土地も値上がり傾向にあるので、手に入れるなら早い方がいいかも。