


SURF GARDEN
「房総PEOPLE」では房総を拠点に活動している方たちをご紹介。
東浪見の波乗り道路沿いを走っていると、突然ヤシの木と芝生のオープンカフェが現れる。まさに西海岸のような風景をつくり出しているSURF GARDENという店だ。建物には『40milesSTATION』というハンバーガーがメインのカフェバーと、『THE SUN'S』というサーフカルチャーなファッションやゴルフグッズが揃うショップが入っている。ムラサキスポーツが展開している店でオープンして6年になるが、店を仕切っている関根さんはこの店のオープンから任され、自身も九十九里に移住した一人だ。

元々はこのあたりで自分の店を持とうと思っていたそうだが、ちょうどムラサキスポーツがこの店を出すという話があり、練習がてらやってみたら?ということで店を任された。それだけあってこの店には普通のムラサキスポーツでは置いていないようなセレクト感に溢れている。自身で店の商品を全て仕入れており、30〜40代のリゾートスタイルファッションを、この一宮で発信し続けている。
特に今年注目なのは、マキシドレス。2階が女性服フロアになっていて、店の奥にある階段を上っていくと、華やかな丈の長いワンピースが目に飛び込んでくる。水着の上から着るドレスで、カジュアルにもリゾートスタイルにも着こなせるアイテムだ。関根さんはこのマキシドレスを来て海辺を歩く女性が一宮で増えるようにと、採算ど返しでこのドレスを置いているそうだ。
確かに、九十九里は湘南のようなファッショナブルな印象が薄い。このあたりのファッションをリードするこの店の存在は、エリアカラーを変えるドライバーになっている。
10月にはこの店主催で、サーフ&ターフというサーフィンとゴルフの大会を企画している。どちらかというとゴルフ派(笑)という関根さんの熱意で置かせてもらえることになったゴルフグッズや、7月からはついにサーフボードも展開し、ますます活気づく夏に向かって、店の様相も日々変化していくだろう。
隣のカフェバーは、ざっくりとしたスタジオのようなインテリアで、大きなプロジェクターのスクリーンで洋楽のPVやスポーツの映像を写している。いつも若者や外国人で賑わっていて、構えず気軽に立ち寄れる。ハンバーガーを中心にアメリカンフードとお酒が揃っているが、ここのカレーは意外なほど家庭的。ごはんを食べるのも、カフェタイムを楽しんでも、サーフィンの後にくつろいでも、仲間とワイワイ長居してもいい雰囲気で、どんな使い方もできるお店だ。
他のサーフショップは初めてだとなんか入りにくい感じなのだが、ここは一宮に初めて訪れた人でもふらっと立ち寄りやすいフランクさがいい。

SURF GARDEN
サンディエゴの雰囲気漂うショップ&カフェバー
http://surfgarden.jp

