面積：

131.12㎡（建物）
1,033.66㎡（敷地）

田舎暮らしに憧れを持つ方はコロナ禍をきっかけとして

未だに後を絶たない状況にあり、とある自治体では受け皿と

しての物件が足りなくて困っているという。

そんな中、田舎暮らしをギュッと凝縮したかのような、

そんな素敵な物件に出会うご縁に恵まれました。

物件があるのはいすみ市の山あいの地域。

里山の風景がどこまでも続くような、とても静かなエリアだ。

物件へと続くスロープを上ると臙脂色の瓦屋根、そして立派な

薪ストーブの煙突が印象的な家が見えてきた。

玄関を開けると奥まで抜けたリビングダイニングが目に入る。

その傍らにはこの家のシンボルの薪ストーブが鎮座。

じんわりとくる暖かさは勿論の事、炎の揺らぎは最高の癒しだ。

左側には和室が２つ続いており、その奥には白いウッドデッキ越しに

庭木の緑が見えてくる。リビングからのこの眺めも印象的。

和室は全部で３つあり、天井や欄間の昔ながらの装飾も素敵。

収納部屋として使えるサービスルームに、キッチンの隣には

もともと土間だった板張りの部屋がもうひとつ。

作業エリアとしても使い勝手が良さそう。

リビングから可動式の階段を上ると屋根裏部屋も。

なんと畳敷きとなっているので、様々な使い道がありそう。

そしてこの物件は窓も多く、とても明るい印象。外側にある廊下で

日向ぼっこも楽しそう。いつの間にやら、隣には猫が居たりして・・・

敷地内には車庫もあり２層構造になっているので、上層は広い物置

として使えそう。もちろん他の使い方も。

庭木には果樹もあり、季節によって楽しみ方がありそう。

そして薪ストーブ生活の必需品、薪棚がいくつもあって薪がびっしり。

薪の確保する事が薪ストーブを使うにあたっては必須の関心事。

単に購入するのではなく、田舎ならではの交流を深めつつ

コツコツと集めていく。これも楽しみのひとつ。

実は薪割り機も備わっているのですぐに薪作りができます。

家庭菜園として充分な広さの畑もあってこちらも四季の楽しみ方が。

小型の耕運機もあるのでいきなり本格的に土いじりも可能。

井戸もあるので不便なく屋外で水が使えます。

この物件はまるで「田舎暮らし満喫キット」のようだ。

周囲の環境や手しごとの道具など、田舎暮らしの要素が

たくさん詰まっている。

オーナーご夫婦の丁寧な暮らしぶりが細部まで見る事ができ

きっとこの地に来てからおよそ10年、コツコツと手を加えながら

楽しみながら田舎暮らしを満喫されてこられたのだろう。

「ぜひ寒い日に、このストーブの炎を見て欲しいんだよ」とご主人。

ご夫婦ともにニッコリとした表情が印象的だった。

高齢化などにより、この物件がある地区は世帯数も決して多くはない。

田舎暮らしを凝縮したようなこの物件、ぜひ地域に溶け込みながら

引き継いでいただきたい。

きっと満喫された自らの姿をイメージできるであろう。