自己暗示にかかり始める
すっかりこのエリアが気に入り、ポテンシャルを感じた僕は東京R不動産やOpen A のメンバーを巻き込んであてもないプロジェクトを夢想し始める、またしても。 リノベーションのR-projectもこんな気分で始まったような記憶がある。
僕の問題は、本や企画書の原稿を書きながら、なんだか過剰に盛り上がってしまい、いつしかそれがクライアントや提案先に向けてのメッセージではなく、自分への言葉へとすり替わっって行く傾向があること。
雑誌の『TITLe』(文芸春秋)の原稿や、Webマガジンのリアルトキョーに何本かの原稿を書いた。そしてプレゼンのための企画書を作成した。
そうこうしていくうちに、僕は徐々に自己暗示にかかっていく。
まず、オレが具体的な何かをやんなきゃいけないのじゃないか?
そう思った瞬間は、我が家に貯金などほとんどないことなど忘れている。
ただ、そういう現実は置いといて、暗示は強くなるばかり。
勢いでつくった企画書、掲載。
こんなふうにしてプロジェクトは始まって行くんだよなあ。








東京R不動産のディレクターでもある馬場正尊が、ふとしたきっかけから房総に土地を買い、家を建て、生活を始めるまでのストーリー。資金調達から家の設計、周辺の環境や人々との交流、サーフィンの上達? まで。彼の人生は些細な気づきから、大きくそれていくことになる。馬場家の東京都心と房総海辺の二拠点生活はこうして始まった。
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馬場正尊