2009.10.13

 

ベイシア vs センドー

馬場正尊
 

ここを訪れる友人からよく聞かれる質問の一つが、
「どこで買い物するの?」

今日は、僕の生活を支える二つのスーパーを比べてみたい。
車で5〜10分圏内に、二つの大きなスーパーがある。
「ベイシア」と「センドー」。
東京ではスーパーに行くことなどほとんどないが、房総では大きなカートをガラガラ押しながら食料品を大人買いするのが、妙に楽しい。

この二つのスーパーには、それぞれ強みがある。目的によって使い分けている。
ベイシア vs センドー さて、どっちがいいのか?

まず大きい方の「ベイシア」。

スーパーセンターと書いてあるように、ここはデカい。
食料品から衣類、スポーツ用品、ガーデニング用品まで何でもある。
内部空間は、こんな。

通路が広い上に、遠くまで続く・・・
郊外ならではの贅沢な空間の使い方。
店内にはフードコートなどもあって、ここはちょっとしたテーマパーク。
僕はここで膨大な商品のラインナップを、ただボーッと眺めながら、
消費社会の象徴空間を散策する時間が、けっこう好きだったりする。
まあ3時間くらいは楽しめる。
ちなみにベイシアと海で、いろんな人にばったり会う。

対するセンドー。
こっちは、ちょっとこじんまりしたスーパー。

ファサードに「Quality Food」と書かれているように、
ここは食料品が強い。
ベイシアが巨大さとラインナップなら、こっちは地元密着、

地物も多い。新鮮な野菜たちが並んでいる。

そして、迫力なのは魚。

東京の家の近くの、クイーンズと比べると目玉が飛び出そうなくらい安くて多い。
(まあ、比べるのが間違ってるのだけど)
売り方もダイナミック。

サンマとかは、ゴロゴロ市場みたいに売っている。

肉もいい。一皿がでかいけど。
BBQのときは、だいたいここで揃えている。

穴場なのがパン屋。
特別な味ではないが、店内で焼いているのでまだあったかい。
それはやはり。ありがたい。

食料品を目的買いなら「センドー」、 買い物自体を楽しみたい、郊外スーパーのダイナミズムを味わいたいなら「ベイシア」。

買い物嫌いだったのに、妙に楽しんでいる。

このブログについて
 

東京R不動産のディレクターでもある馬場正尊が、ふとしたきっかけから房総に土地を買い、家を建て、生活を始めるまでのストーリー。資金調達から家の設計、周辺の環境や人々との交流、サーフィンの上達? まで。彼の人生は些細な気づきから、大きくそれていくことになる。馬場家の東京都心と房総海辺の二拠点生活はこうして始まった。
房総R不動産トップページへ


著者紹介
 

馬場正尊

カテゴリホーム
コラムカテゴリー
 
特徴 フリーワード
フリーワード検索
関連サービス
 
メールサービス
 
SNS
 
東京R不動産の本
 
公共R不動産のプロジェクトスタディ

公共R不動産の
プロジェクトスタディ

公民連携のしくみとデザイン




公共R不動産のプロジェクトスタディ

CREATIVE LOCAL
エリアリノベーション海外編

衰退の先のクリエイティブな風景




団地のはなし 〜彼女と団地の8つの物語〜

団地のはなし
〜彼女と団地の8つの物語〜

今を時めく女性たちが描く




エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ

エリアリノベーション:
変化の構造とローカライズ

新たなエリア形成手法を探る




PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた

PUBLIC DESIGN
新しい公共空間のつくりかた

資本主義の新しい姿を見つける




[団地を楽しむ教科書] 暮らしと。

[団地を楽しむ教科書]
暮らしと。

求めていた風景がここにあった




全国のR不動産

全国のR不動産:面白く
ローカルに住むためのガイド

住み方も働き方ももっと自由に




RePUBLIC 公共空間のリノベーション

RePUBLIC
公共空間のリノベーション

退屈な空間をわくわくする場所に






toolbox 家を編集するために

家づくりのアイデアカタログ






団地に住もう! 東京R不動産

団地の今と未来を楽しむヒント






だから、僕らはこの働き方を選
んだ 東京R不動産のフリーエー
ジェント・スタイル






都市をリノベーション

再生の鍵となる3つの手法






東京R不動産(文庫版)

物件と人が生み出すストーリー






東京R不動産2
(realtokyoestate)

7年分のエピソードを凝縮






「新しい郊外」の家
(RELAX REAL ESTATE LIBRARY)

房総の海辺で二拠点居住実験






東京R不動産

物件と人が生み出すストーリー






POST‐OFFICE―
ワークスペース改造計画

働き方の既成概念を変える本