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茶人の庵(価格改定)

土がいい 樹がいっぱい 隠れ家的
所在地 千葉県君津市久留里
価格 4180万円
面積 145.81㎡+ 34.66㎡(離れ)
交通 JR久留里線「久留里駅」1.7km

「夏は涼しいように、
冬は暖かなように、
茶は呑みよきように。」
千利休が「これぞ秘伝の極意」と言い切った、客をもてなす心であるが、家も、じつはこんな当たり前なところでいいのでは!?と思われる。
とはいっても夏涼しく冬暖かく、本質は人工的なものでは無く、日本(房総)の気候を最大限活用できていて、家本来の機能として暖かかったり涼しかったりするのが望ましい。
さて、この家はどうか。

まず、所在はなかなかマイナーな所だ。 川崎からアクアラインを渡って『木更津東IC』で降りてから、武田信長という微妙な名前の城主によって築かれた『久留里城』を目指して20分、『チーバ君』でいえば横っ腹あたりが今回の物件。
タイトルを庵としてしまったけど、規模は屋敷ってスケール。
屋内は、ごんごんと太い柱や梁が入っていて、そのくせスゴーく判りづらい部分の細工にまでこだわった造りになっておる。
茶は、茶室のほかにもう1部屋でも点てられるようになっていて、ともなって『水屋(茶の水を汲むところ)』が2か所ある。この水屋や床の間、囲炉裏や欄間もとても素敵なので写真を掲載しない事にしよう。
この仕事は地元の匠、親子大工による業の結晶として見る者を唸らせ、そして僕も唸ってみた。
平屋建ての日本家屋は僕らの憧れだけれど、理想の平屋建てを図面に起こそうとするといつも導線で行き詰ってしまうのである。
この家のように『畳廊下』というものを知っていれば、解決は早かったかもしれない。
そして、自慢するとキリが無いのだが、玄関は本当の土間、梁に椿を採用していたり垂木はミガキ丸太と白竹を、小舞に女竹を細かく編んでる。
これは一見の、いや、一買の価値ある贅沢な建物だ。
『家』の本来の機能を発揮してくれるはずである。

とはいいつつ、利休はこうも言っている。

「家は洩らぬほど、食事は飢えぬほどにてたる事なり。」


拡大画像

ぐるっと塀に囲まれています

板の間には囲炉裏も

茶室。 奥がニジリ口

細部にまで和の心が

離れ(オマケ)も確実な大工仕事です

建築構造 木造瓦葺 築年 1993年2月23日 所在階/建物階数 平屋建
都市計画 区域内非線引 土地権利 所有権 取引様態 媒介
用途地域 無指定 建ぺい率/容積率 60%/200% 土地面積 406.52㎡+ 211.57㎡(離れ)
情報登録日 2011年9月2日 管理費/修繕積立金
設備 東京電力・公営水道・LPG
備考 離れの登記種類は『物置』になります。