第67話|問題山積で、頭が痛いです
とはいえ、わたしたちは定年後の夫婦ではないわけで、夫だって東京に仕事があります。
あっさりきっぱり会社を辞めて、家族で三芳村にころがりこんで一から農業をはじめるっていうのも
なくはないのかもしれませんが、かなり非現実的。
もちろん、夫の夢は「自分の育てた植物を売って生活したい!」。
でもね、その夫本人だって、はい今すぐ就農ね。という勇気はないわけで、
「だってさあ、だってさあ、土地買うのにごっそりざっくりお金使うし、ますます稼がないと生きていけない・・・」
というのが我が家の実情。
「だーかーら、お前が年末ジャンボ買わなかったのがいけないんだ。当たれば3億円だぞ!」
と、わたしによくわからない濡れ衣を着せる夫に、
「そもそも大富豪でもないくせに、植物道楽なんていう貴族じみたことするのが身分不相応なのよ!」
と倍返しでスゴむわたし。
このような非生産的な合いの手を入れながらの話し合いは、遅々として進みません。
それでも、あんまりうだうだしていると秦野の土地のように他の人の奪われてしまいますので
「とりあえず、俺らがあの土地を手に入れるまでの具体的な道筋を調べてみよう」
ということになり、不動産屋のCさんからの情報を元に、問題点を整理してみたら
とにかく問題山積。ということが今さらながら分かってきました。
大きくは権利関係の問題ですが、他にもいろいろあります。
こちらの思惑と、ほうぼうの立場の思惑が、思うようには一致しないのであります。
問題になったことの一部をお伝えすると・・・・
農地以外の部分はすぐに手にはいるのに、農地だけは手に入らないときって、どういう売買契約になるの?
そんな状態なのに、全額一括で払わなければならないの?
農家になるっていったって、わたしたちだけで営農できるの? 助っ人も必要じゃない?
などなど。もっともーっとたくさんの悩ましい問題を、各種、大小取り揃えております。というかんじ。
そんなあれやこれやを、ひとつひとつ、解決していく。
解決できない問題も丸抱えにして、可能性を探っていく。
その、気の遠くなるような作業を目の前に、わたしたちは深い深いため息をついたのでした。
うう、頭いたい・・・・・・・・・・!
