第40話|夢の土地と再会!?
わたしたちは3つ目の物件を目指し、Tさんにくっついてさらに少し外房寄りの方まで走りました。
次こそ決定打だといいね。ふつう、トリは一押し物件なはずだよね。
なんて夫と話しながらも、同時に、もっと妙ちきりんな土地も見てみたいなー、紹介してくれないかなーなんて
むくむくと好奇心が沸き上がってきているわたし。物件渡りの道中が、ぜんぜん苦になりません。
アクアラインを渡って半日で、すでに房総中毒になりつつあったりします。
土地とヒトって、相性みたいなものがあるのかしらん。
前を走るTさんの車は、人家の並ぶ起伏のある道沿いで停まりました。
「ここです。」お寺だか神社だかの入り口の隣りを指さすTさん。
めずらしく、生活に不自由しないような人里にある物件でびっくり!
なぜならばこの土地、価格がめちゃ安だったのです。本当に安い。ファミリーカー1台分くらい。
(ってピンきりだけど。)
でも、そんなお値段でこんなところにまとまった広さのまともな土地なんてあるのかなと半信半疑で
期待ハズレに備えて身を固くしていると、
Tさんは、何やら道路から斜めに切り込んでいる細い歩道らしきところを、すたすた歩き始めました。
でもそれが道なのか、あるいは私有地なのか、よくわかりません。
道の体裁なのですが、その真ん中に堂々と洗濯台が置いてあって、ひらひら洗濯物がそよいでいるのです。
人様の土地を通ってアクセスするような、街区の奥の方の土地じゃあ、日当たりが悪いんじゃないかなとか
懸念しながらついていくと、なななんとそこには、
かつて夢と消えた秦野の土地を彷彿とさせるような平地が、ぷわあっと広がっていたではありませんか!
