第2話|夫のこと
結婚相手が、まさかこんなマニアだとは思っていませんでした。だって、大企業のサラリーマンで、仕事が忙しくて、帰りは深夜だし、趣味っていえば休日の空いた時間に息抜きとしてちょろちょろっとする程度って思うでしょう。

他の女の家には行かないけれど、温室には行くんです。行ったっきり、ずうっと帰ってこないんです。さすがに嫉妬はしないけどね。
はじめてわたしが彼の実家(今、結婚してわたしも住んでいるのですが)に連れて行かれ「ここで、会社から帰ってきて深夜、コンビーフかじりながら一服して、植物見るんだ。」と彼のたてた温室に案内されたときも、こりゃあすごい数の鉢植えだなあ、とは思いましたが(それより、コンビーフを缶のままかじる侘びしさに、女心がゆれちゃったわけですが)後にわたしが、この植物達の引っ越し先を探すことになるとは、まあ、思い至りませんでした。
でもそれって想像力の欠如なのかなあ。植物好きなんて、きっと生き物に優しいひとなんだろうな、とほっとする要素くらいにしか思わないのが、フツウじゃないかしら。
何を隠そう、彼は根っからの「植物研究マニア」で、植物の栽培はいわゆる趣味ではなくて、仕事を凌駕するライフワークだったのです。結婚当初、庭に2棟たっていた温室は、今では3棟(各5坪)+フレーム(温床のこと)2棟+ビニルハウス(小さいやつ。1・5坪)1棟に膨れ上がっています。中には、サボテン、多肉植物、塊根類(いわゆる根っこが太った植物)、蘇鉄、シダ、あとなんだかよくわからないいろんなものがいっぱいつまっています。

これは、多肉植物。よく見ると、確かにひとつひとつかわいいんだけど・・・
多すぎやしないかと思うんです。
多すぎやしないかと思うんです。

コメント
すご〜い。すてきだ。
私もこんなダンナがほしい。
ちなみに私の実家は千葉県館山市。ブログの続き、楽しみにしてます。
投稿者: sakuma | 2007年04月04日 21:27
sakuma さんへ。
コメント、ありがとうございました。
・・・ほんとに、こういうダンナがいいですか?!
とってもビビットな人生にはなりますが、
大変ですよ〜。妻は。
ご実家、館山はどちらでしょうか?
わたしも実家が館山だったらよかったのにな。
投稿者: Miori | 2007年04月06日 23:37