一宮テラスレポート vol.3
一宮テラスには、一見バラバラだけど、適当に調和がとれそうな家々が建ちそうだ。
text=馬場正尊

7月初旬の分譲スタートから約4ヶ月が過ぎた。


11月半ばの敷地の様子。

一宮テラスには全部で12区画の分譲地があったのだが、驚くことに2ヶ月足らずで全区画売れてしまった。房総に景気は関係ないのかな?

現在、各住戸の設計作業が進んでいる。
来年の夏にはそれらの住戸が完成し、ちょっとした「街」のような風景が形成されているだろう。

この場所では、どんな人々が、どんな暮らしをしするのか?

このレポートでは、その様子をときどき伝えたい。
結果的にそれが、房総というエリアをどんなふうに楽しむのか、住みこなすのか、そのケーススタディにもなると思う。

まずは下の図面。


図面をクリックすると拡大してご覧いただけます。

まだ途中段階ではあるが、一宮テラスに建つ家々の配置図だ。

ひとつとして同じプランの家はない。

200平米近い大きな家もあれば、50平米に満たないような小さな家もある。
住む人も、ここでの生活スタイルも、さまざま。
ここに定住する人もいれば、隣の馬場家と同じように、都心にも家を持ち、房総と行ったり来たりするダブルハウスとして使う人もいる。
どちらかというとダブルハウスの人が多いのが一宮テラスの特徴。
割合としては2:8で、中にはメインハウスがスイスという人もいる。

設計していて思うことは、
みんなバラバラの目的でここでの理想の生活を追及し、いろんな思いを持って家をつくっていて、それには統一性などまったくないことだ。多様性だけが際立っている。

しかし、まったくバラバラのまちなみになるかというと、そうでもなさそうだ。
というのは、ここに住む人々はいつも頭のどこかに全体の風景とのバランスを描いている。そこまで厳密ではないけれど、全体の中の自分の家のポジションみないなものを、うっすら意識している。全体を緩やかに意識しながら、その中での自分の家のあり方を考えているようなのだ。

個々の家は「部分」なのだが、それらがちゃんとコントロールされていなくとも、お互い意識し合って、緩やかに調和した街並み・景観ができ上がる。そうなっていくような気がしている。
部分が、いつのまにか調和のある全体につながっていく。
普通の分譲地にはない家々のでき方だと思う。
それが21世紀っぽいし、なんだか房総っぽくもある。
なんか余裕で、適当に調和がとれてる感じ。その空気を大切にしたい。

今後は、個々の家がどうなっているのか、ときどきお伝えしてます。


目次
(1)一宮テラス、分譲が始まる。7月11日(土)に敷地と一緒に、周辺エリアを案内。
(2)7月11日、敷地と周辺案内会が開催されました。
→(3)一宮テラスには、一見バラバラだけど、適当に調和がとれそうな家々が建ちそうだ。
(4)段々と一宮テラスの全景が見えてきた。
(5)住み始められた一宮テラス。