池と浄化槽の話 (お知らせ有)

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わが家の庭には、簡易的な小さな池がある。
近所のホームセンターで、タライのような物を購入した。―農家の人が収穫した野菜を洗ったり、夏に氷を打って西瓜や胡瓜を冷やしておくのに重宝する―
庭の片隅を少し掘ってそれを置き、井戸水を張っただけのものがこれだ。

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通称、「カエル池」。
この「カエル池」という名前は季節とともに変化する。(たまに日々、変わる事もある。)
今の時期はカエル池だ。

ちなみに、
春―「カメ池」 冬眠から覚めたクサガメが池の中や周辺で精力的に活動する。

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夏―「メダカ池」 家の近くを流れる小川が、夏の暑さで枯れる直前に、そこで泳いでいたメダカやクチボソ、タナゴ、ドジョウ、ザリガニ達をサルベージして入れておく。

秋―「カエル池」 田んぼの稲刈りでコンバインが煩いのだろう、池に大集合して会合を催している。本日、参加していたのは総勢23匹のトノサマガエル達。

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冬―「金魚池」 縁日ですくってきた赤色の金魚が、冬の澄んだ水の中で目立つ。

そもそも、「カエル池」に住む生物は金魚以外、先に書いた"夏に枯れる小川"で生活していたものだ。
この小川の正体、実は『排水路』なのである。
排水路とは、合併浄化槽の内部で浄化された水を排出する路の事。
『排水路』=『側溝』=今回の『小川』。ということになる。
(小川という呼び方はあくまでイメージ)

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左がいすみ市岬町の排水路。 『小川』というイメージに近い。
右が一宮町の『側溝』。 よく整備されていて『小川』というイメージからは遠い。

生活する場合、水は無くてはならない存在だ。
キッチン、浴室、トイレ。その他いろいろな場所で水を使う。
家の中で使い、消費された水はドコに流れて行くのだろう。
街や都心部、房総でも駅周辺の開発された地域では、家の排水は道路の下に埋設された「本下水管」の中を通って集中浄化処理施設に届き、そこで分解、浄化され川や海に上澄水が放流される。

それ以外の地域(本下水管が埋設されていない地域)では各家の敷地内に「合併浄化槽」を埋設し、各家庭内の排水は敷地内の管を通って浄化槽にたどり着く。
そこで、微生物によって分解、浄化され、更に沈殿物(汚泥)と上澄水に分けられ、上澄水は排水管を通って排水路へ放流される。
放流された水は、ほぼ真水なのでカエル池で生活している水生動物たちの本来の住み家である『小川』はとてもきれいな水で、匂いも全く無い。

さらに言うならば、生活排水を浄化槽の中で分解しているのは微生物たち。
浄化槽の傍に設置された空気ポンプからの酸素を受けて、彼らがもりもりと有機物を食べ、上澄水と沈殿物に分けてくれるのだ。 沈殿物は普通2年か3年に1回、浄化業者さんによって汲み上げられ、脱水・乾燥した後、焼却または埋め立てされるか肥料化されるかコンポスト化される。

房総では、家庭内でかなりのエコ活動が行われている事になる。

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これが合併浄化槽。(埋設済み)
この中で微生物たちが活躍している。
小川にいる生物はここで綺麗になった水を待っている。


―お知らせ―
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このブログについて

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株式会社バンブリック

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著者紹介

佐々木 真
株式会社バンブリック代表取締役
長生郡一宮町在住。
都内デベロッパー勤務中に、房総の波と人、スローな空気に惹かれ、7年前に移住。