電車ワールド
子どもたちにとって、この家は電車天国だ。
この日もお隣さんの兄弟が遊びに来て、
なにやらワイワイと線路をつなげていた。
複数の場所で組み立てた路線を最後に連結し、
大きな一つの路線として完成させていた。
部分の集積を、最後につなげて全体をつくる。
うん、僕の設計手法と似ている。
さすが親子だ。
子どもたちは、「あーでもない、こーでもない」とディスカッションして、
ルートを決定している。気がつけば、けっこう複雑なものができている。
僕は横で寝転びながら、ボンヤリその経緯を眺めていた。

